山下三歩のブログ

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」風の歌を聴け/村上春樹

自分探しの旅路

どうも、はじめまして。

 

山下です。どこにでもいる、普通の人です。年齢は21歳。好きな事はあるけれど、得意な事はこれといってない。そんな人です。

 

数年前まで、学生でした。

 

正直、学生の本分である勉強は好きではありませんでした。中学のとき、内申点が低く進学校に進学できず高校に進学した僕は思いっきり学校に失望し高校では遊んで暮らしました。

本、ゲーム、アニメ、映画、ドラマ。多種多様なエンターテインメントに心を揺さぶられました。学生の本文である勉学はホントに退屈で、課題も学校で適当に終わらせて、期末テストなども適当に受け、卒業。大学には行かず、適当な専門学校に進み、そして精神的な理由で中退。

 

なんとも、クソみたいな人ですね。沙汰を下す閻魔様も呆れてしまうかもしれませんね。

 

 最近になって、その高校生の頃を思い出しました。エンタメを追いかけていたな。なんて、そんな思い出ではなく、ある子の一言を。

 

 ひとり仲の良い人が居ました。仲の良い人は、僕は少ない方で友人と言ってもいい子でした。男の子で身長は160cmぐらい。普通より小さめの男の子。でも、何か暗いものを抱えていて(家族関係のことだったんですが)僕が見ても歪んだ性格をしているような、そんな子でした。その子があるときこう言ったんです。

 

「僕は趣味が小説を書くことなんだ。楽しいんだよね」

 

僕はそれを聞いて、意味ないことじゃないかと言ってしまった。そうしたら彼は不貞腐れた顔で、こう洩らした。

 

「ああ、そうだね。僕もそう思うよ。でも、楽しいんだよ。君も本読むことを辞められないだろ?それと一緒さ」

 

適当に流そうと思い、ふーんと言ったら、再び帰って来た。

 

「君も書いてみたらいい。自分の文で、自分らしく。文才があるかないかなんて、書いてみないとわかんないんだから」

 

なぜか、数カ月前から僕の頭の中で、彼のこの言葉が何故かずっと残っているんです。まるで呪言のように。

 

ただひたすらに頭を駆けているんです。

そのせいか、何かを書きたいと思うようになりました。

なので、適当に書いていこうかと思います。あのときの友人は、今何をしているのか一切知らないけれど。

 

ひとつだけ言っておきます。

ありがとう。